Blog

ブログ

2020_原宿_明治神宮

松山智一_Wheels of Fortune 三沢暑彦_Animal2012-01B 船井美佐_Paradise:Boundary-SHNME 名和晃平_White Deer (Meiji Jingu) 明治神宮ミュージアム_01 明治神宮ミュージアム_02 ウィズ原宿_01 明治神宮ミュージアム_01 ウィズ原宿_03

明治神宮の杜
その創建100年を記念して催されっているのが『神宮の杜芸術祝祭
またもや『山田五郎のぶらぶら美術館』がきっかけで、訪れました。

イベントのひとつ は 神宮の杜屋外彫刻展
『天空海闊(てんくうかいかつ)』と銘打たれた4名の作家による作品展。
オリエンテーリングを楽しむように、それぞれの4作品を巡ってみました。

□松山智一_Wheels of Fortune
ステンレスの人工的でありながら有機的なテクスチャーが杜の緑とからみます。
原宿駅口の鳥居からすぐにあり、この芸術祝祭の表紙のような役目でしょうか。

□三沢暑彦_Animal2012-01B
ユーモラスで存在感のある虎。私的には、作品の中で一番気にいったぞ。

□船井美佐_Paradise/Boundary-SHNME
杜の奥の方に身を隠すように存在する 神々しく神秘的な お馬さん。
「あれ、どこにあるんだ」と探し回ってしまった。まんまと作者の術中である。

□名和晃平_White Deer (Meiji Jingu)
「明治神宮ミュージアム」によりそうように存在する 鹿
名和氏のこの作品は以前、紀尾井町の赤坂プリンスクラシックハウス敷地内にも。
なにか 建物に寄り添うように存在することが合う作品だな。
「明治神宮ミュージアム」は近年開館した美術館。設計は隈研吾氏だ。
深くシャープな軒先は、根津美術館のデェーテールを思わせる。
両者とも、木 ではなく 木に寄り添う鉄の建築だなと、私には思えてます。

ここでは『紫幹翠葉(しかんすいよう)-百年の杜のアート』と称する美術展。
神宮の杜にまつわる作品群。私は、猫とカエルの掛け軸が気に入った。
屋外の作品、屋内の作品、かかわらず
作品に動物のモチーフを多く見うけるのは、杜の自然を象徴するためであろう。

2階に上がり休憩コーナーから外を見渡すと、これまでの晴天とは打って変わり、
滝のような豪雨です。これが、まるで東山魁夷の絵画を思わせる神秘的で深遠な
神宮の杜を映し出している。 傘を忘れたことを忘れさせてくれた。

雨宿りの後
解体工事の始まった旧原宿駅舎の正面にオープンした『ウィズ原宿』へ。
新国立競技場のコンペで隈研吾と競合した伊東豊雄と、竹中工務店による設計だ。
高層部に眺望を活かした住居群を冠した商業施設ということは、すぐ近くにある
表参道ヒルズにも通じるようだ。
木の質感を活かした開放的なテナント施設群。入口は鳥居のモチーフだろうか。
ただ、柱には継手の溶接と仮止めボルト設置のハネを溶断した後が残っている。
この建築もまた、木に寄り添った鉄の建築だなと、思えてしまう。

隈作品との、もうひとつの共通点は 神宮の杜の借景 であろう。
グザヴィエ・ヴェイヤン作 La Statue de Harajuku
これからの原宿の街を見届けている。


Back to List